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New「あいか」ちゃん。
今日の記事は、写真はこれだけです。
そして記事の内容には、あまり関係ありません。(少しだけあるよ)

「プロスタシア財団」という組織があります。
https://prostasia.org/
何をしている組織かというと、アメリカの児童保護団体です。
「またキリスト教系のガチガチに頭の固い人たちでしょ」と思った方は不正解。
わりと中立性を維持している印象を持ちます。
そして感情論で話をしない、すごく当たり前なのに稀少な組織です。

まず、ドーラーの皆さんには、こちらの記事を読んで欲しいです。
https://prostasia.org/project/research-fund/
文字(英文)だけの記事です。
これ、何が書かれているかというと(出来れば本文を読んで欲しいですが)、3つのセクションがありまして、要約しますと……
「プロスタシア財団では、フィクションと子供に対する犯罪の因果関係を調べてます」
もう、この段階で素晴らしいですよね。
フィクションは悪影響しか無い、と決めつける人たちが多いのに。
「フィクションが犯罪への欲求を刺激するのか、逆に抑止としての効果を持つのか。多くのフィクションを禁止する法律や政策は、前者の立場に立っていますが、その裏付けはありません」
ラブドールでもよく議論になりますよね。それが犯罪を誘発するのか、抑止になるのか。
前に紹介したクリーパー法は、「誘発してる」と根拠無く決めつけてますが、この財団は、中立です。
で、3つ目はドールにすごく関係あるので全訳します。
「私たちは、未成年者に性的魅力を感じている人が人形やロボットなどの性具を使用することの影響をより具体的に調べている研究者と共同研究を行っており、2019年のATSA会議でこのテーマについて共同発表する予定です。この理解されていないテーマをさらに研究すれば、そのようなおもちゃが性犯罪の発生率に悪影響を与えるという前提で、法律で禁止すべきかどうかをめぐる現在の世論の議論に情報を提供することができるでしょう。しかし、逆の仮説として、おもちゃが利用できることで、実際の未成年者に注意を向ける危険性がある一部の人々に、安全でプライベートな性的な出口を提供することができる場合があるかもしれません。本研究では、これらの仮説を検証する必要があるでしょう。」
はい、はっきり言ってくれました。
それで、こちらでは寄付も集めて研究しているのですよ。
有言実行。
すばらしい。
なお、2019年に結果を発表するとなってますが、見つけられなかったので、結論はまだなのかも。

こちらの財団では、他にも興味深い記事が多くあります。
その一部紹介すると
「Defending Lolita from censorship(ロリータを検閲から守る)」
https://prostasia.org/blog/defending-lolita-from-censorship/
児童ポルノと検閲についての記事。
日本的に言うと非実在の取り締まりについてですね。
きっちりロリドールを禁止するクリーパー法が違法だと根拠をあげて説明している。
記事の写真にはラブドールも使われている。
また、本文中には、trottlaについても触れられてます。
Amazonでのラブドールの削除についても。
すごく広範囲に丁寧に論じてます。
反対派の人に多い、感情的な所が無い。

もうひとつ別の記事。
「Experts to United Nations: hentai ban would be a mistake(国連の専門家の「変態禁止」は間違い)」
https://prostasia.org/blog/experts-to-united-nations-hentai-ban-would-be-a-mistake/
国連が日本の漫画をはじめ、非実在を実在と同じように規制しようとした件の記事。
※英語圏ではエロ漫画やエロアニメは「hentai」と呼ばれてます。
これも論理的に書かれており、最後の方では「被害者の居ない非実在に力を割かず、現実の児童の被害を防ぐために力を使うべき」と書かれております。

どの記事も、すごく正論で、逆に感情的な反対派を見慣れていると、違和感を感じてしまうほどです。
人間って、理性的な生き物だったと思い出させてくれる。
皆様も、(英語表記ではありますが)読んでみてください。