1856560
↑天使のQちゃん(過去に撮影した写真です)。まじで、天使に手を引いてもらって、魂が抜けそうになりました。

二ヶ月の間、ブログをお休みした説明、その続きです。
今回は、さらにラブドールと関係がありません。
そして長文です。
これが面白いかは分からないのですが、読み飛ばしてもらう前提で書き殴っております。ご容赦を。

おばちゃんとの約束は果たされず、弔問客が、大勢で家に上がり込むことになりましたが、なんとか3日間を乗り切りました。
とも「やれやれ、これでお迎えしたドールの開封が、やっと出来るぜ」
そう思った矢先、私は発熱してしまいました。
39度越えです。
まっさきに考えたのは新型コロナです。
調べると潜伏期間は最短で1日。平均は5日ほど。
弔問客の中に感染者がいて、その人と接触したことで、私も感染した可能性はありえました。

すぐにおばちゃんをはじめ、葬儀会社にも連絡しました。
ただ、おばちゃんは「自分が喪主を務めた葬式でクラスターを出した可能性」を理由なく全否定してきました。
おばちゃん「絶対にコロナの検査などするな。寝てれば治る」
と言われたので、迷わず縁を切ることにしました。
まあ、認めたくない気持ちは分かりますが、それで感染が広がったら、問題が大きくなるだけです。
幸い、葬儀屋は事態の重さを理解してくれて、わかる範囲の弔問客に連絡してくれることになりました。
(以後のおばちゃんへの報告も葬儀会社経由としました)

すぐに、医師会が設置しているPCRセンターに連絡。翌日に検査してもらえることになりました。
検査当日は、小雨でしたが、バスや電車などは他人に感染させる可能性があり使えないので、自転車でPCRセンターに向かいました。発熱があったので、逆に雨が気持ち良いぐらいでした。
30分ほどで到着してみるとPCRセンターは、市の建物の軒下を間借りしたもので、完全に外でした。
(まあ、感染してるかもしれない人を建物にいれたくない気持ちは分かりますが……せめてテントとかあると思ってたのに)
唾液を取る方法で検査して、2日後に結果を自分で電話して聞く方式でした。
軒を雨が落ちるのを見ながら数分かけて唾液を集めました。軒から落ちる雨が寂しすぎる。
結果が出るまでの間に使用する解熱剤(カロナール)も受け取りました。

葬儀前には、「人形のあでやか」さんと会ってましたが、数分間のみで、会話も二三ことのみで直接触れ合うこともなかった状態でした。
PCRセンターの人に確認すると、「濃厚接触には当たらない」とのことだったので、検査結果が出て私が新型コロナ陽性ならば連絡することにしました。

結果を待ってる間に、葬儀屋から同じように発熱してる人が、3人いることを教えて貰いました。
そのうちの一人は、私とは別の所でPCR検査を実施(鼻の粘膜を調べる方式)、すでに新型コロナではないという結果が出てました。
鼻の粘膜は唾液より早く結果が出ると、はじめて知りました。検査当日に結果が出るそうです。
ただ、この人も、発熱の原因はその時点では不明でした。
私もコロナではない可能性が高くなりましたが、まだ疑いが完全に晴れたわけではないので、病院に行くことは出来ません。

悶々と待ち、結果を聞く日になり、電話すると、やはり新型コロナではありませんでした。
これで大手を振って病院に行けます。
発熱していてもPCRセンターで陰性が出てることを伝えると受診可能な病院は多く、一番近くの病院を選びました。
この時には解熱剤を飲んでも、あまり熱が下がらず、かなり辛い状態でした。
とも「このまま死ぬのでは? ドールはどうする? まだ開封もしてないのに」
などと悪い考えも浮かんでしまいます。
そんな時、ナナミさんから可愛い洋服を着せられたオーダーメイド・ドールの写真が送られてきて、すこしホッコリしました。

病院で血液検査をうけると炎症反応が「ありえない数値」だと言われました。
(40越え。普通は20までぐらいで、30行く人も先生は「年に一人ぐらいしか見ない」とのことでした)
レントゲンを撮影すると、肺に水が溜まっていることも判明。
でも、原因はわからず。
結局、素っ裸になって全身をしらべて、やっとわかりました。
犯人はマダニでした。
足にしっかり食いついてました。
弔問客の一人が、草むらからマダニを私の所に運んできたのです。
(後に、だれが持ち込んだのかも判明。ご本人は噛まれて無かった。この人が噛まれていれば他の人は噛まれなかったハズなので、ちょっと複雑な気分)
私の所は、田舎なので、まだ居るんです、こんなヤバイ生物が。
ただし、山に入らなければ、普通は出逢いません。

マダニは、ヤバイ菌やウイルスを持っていて怖い病気になる場合もあり要注意です。
私に食いついたヤツは、すごくヤバイ菌は持ってませんでしたが、MSSA菌と呼ばれる抗生剤が効きにくい、やっかいなモノを持ってました。
即入院になりました。
すぐに葬儀屋に結果を伝えました。
あとから連絡をもらった所、発熱した人は全員マダニにやられてました。

MSSA菌は、体内のリンパを伝って全身に広がり、蜂窩織炎と呼ばれる皮膚炎を引き起こしました。
入院翌日にはこれが本領を発揮し始め、主に右足と右腕が真っ赤になって1.5倍ぐらいに腫れ上がりました。

MSSA菌は、抗生剤が効きにくい菌ですが、まったく効かないわけではありません。
点滴を1日中おとして対抗しました。
が、今度は抗生剤が体に合わなくて、薬疹とよばれるブツブツが全身に出てしまいました。
そこで使ってた抗生剤は中止し、薬疹にはステロイド系の塗り薬を塗りました。

少し威力は弱いが耐性菌にも効く抗生剤を使うことなりました。
これが、入院を長くさせる原因となりました。
私以外の他の発熱者は、抗生剤がすぐに効果を発揮し、三週間〜一ヶ月で退院してました。
私は、六週間すぎても、熱は38度あり、蜂窩織炎の腫れも少ししか小さくなりませんでした。
CTやMRIで検査すると、全身に膿だまりができており、それが解熱をさまたげているようでした。
一部は、針を刺して抜き取りましたが、全身に大小のたまりがあり、自然に吸収されて消えるのを待つしかありませんでした。
結果、退院まで二ヶ月もかかることになりました。

入院中は、電子書籍を読みあさりました。
あとはナナミさんが送ってくれるドールの写真を見て、昔を思い出して泣いたり(泣くような思い出ではないのですが、精神が不安定になってたので)

入院中、家は「まだマダニが居る可能性」を考慮して、防御服を着たプロの人が殺虫剤を散布していったそうです。
現在も、そのニオイが残っているので、私にかわって姉が、数日おきに換気のために窓開けに行ってくれてます。

退院しても、そんな感じで家もすぐ住めませんし、私の体力も落ち(体重が15キロ減りました)たので、現在は姉のところに居候しております。
ラブドール関係の情報収集も、姉の目を盗んでやる感じで、なかなか進みません。

ただ、こうしてなんとか生還できたことには、ありがたく思ってます。
とも「未開封のドールを開けるまでは。かならず家に戻る!」
という思いが私に生きる力を与えてくれたのも事実です。

早く家に戻れるようになり、ドールさんたちにも、無事を伝えてあげたいと思ってます。

以上、長文失礼しました。

※2021年12月14日追記。MSSA菌をMMSA菌と間違って書いていた部分を修正しました。