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↑眼帯をしたグロロちゃん。ケガをしたイメージ。

ラブドールで、何が一番困るかというと「破損」です。
気をつけていても必ず壊れます。
高価なのに壊れやすい。それがラブドールです。

破損してしまった時にどうするのか?
基本は、自分で修理することになります。(もしくは放置)
修理は多くのドーラーの方が実践されており、ブログなどで方法も紹介しています。

私がCATDOLLのQちゃんの手首の骨折を修理した記事。
「Qちゃんの手首リベンジ」

ただ、技術が必要ですし、「覚悟」もいります。
「だれかやってくれないかな〜」と思うのは、当然のこと。
一部のメーカーでは、修理に対応している所も有ります。
多くは国内メーカーです。さらに言えば個人作家に近い所はやってくれます。
たとえばmakepure。
うちではグロロちゃんで、一度修理をお願いしてます。

「グロテスク、処女再生(修理完了)」

あと、同じく国内の個人作家系メーカーのtrottlaも修理OKです。
※ただし、正規販売品のみ。中古購入品はNG。
trottlaの意味自体が、「永遠に回り続けるコマ」であり、ラブドールを永遠に生かすという考えから名付けられてます。
聞いた話では、車に積んでいて交通事故に遭って全損したドールも修復してくれたとか。

「じゃあ、他は?」となりますが、なかなかありません。
特に海外だと法律も関係していて修理が難しいのです。※特に中国。
どんな法律なのかをザックリ説明すると「中国からラブドールは輸出して良いけど、日本から中国にラブドールを持ち込むのは禁止」というものです。
修理のためには、一度中国に持ち込む必要がありますが、それが出来ないのです。
※余談になりますが、この法律があるので、不良品が届いた場合も返品を求められない場合が多いのです。
これに対応するためにアート技研などの一部の中華メーカーでは、日本国内にサポートセンターを持っているようです。
ただ、本格的な修理をしてもらえた話はまったく聞きません。

あとは販売店に期待する方法も。
AppleTrading&Companyさんでは、「出会った頃のように」という企画で「無償で」ドールの修理を引き受けてました。
ブログで経過なども報告してましたが、アート技研のドールを一体修理した所で終わってしまってます。
もうやってない?

以上、つらつらと書きましたが、個人的に期待しているのは、
国内のラブドール修理センターの開設です。
メーカー共同でも、販売店共同でも、個人の作家さんでもかまいません。
おそらくメーカーは新品を売りたいので修理には尻込みします。
販売店も同様です。新品売った方が簡単に儲かります。
そうなると、可能性があるのは、個人作家による修理でしょうか。
ここでハードルとなるのが、「メーカーが設計図を公開してないこと」。
内部を開けて、調べてみるまで修理できるのかも分かりません。
加えて「パーツの入手」も困難です。
骨格などの破損では、メーカーから骨格パーツの提供を受けないと、なかなか修理できません。

パーツは中古業者から、「売り物にならないドール」を無償で提供してもらうなど、ありかもしれません。
そうしたドールからは、解剖などにより、設計についても知ることが出来るでしょう。
そうか、中古業者が修理センターもしてくれれば良いのだ。
ちょっとした修理で売り物のグレードも高められます。

この記事を読んでいるかもしれない中古業者の方。ぜひ検討をお願いします。

さらに良いアイデアがある方も、ぜひ、お教えください!