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↑本を持つあいかちゃん。実際には電子書籍なので、この写真は合成です。
※この写真以外はリンク先にデータがあるため、突然消える事があります。

Amazonでラブドールが出てくる海外ポルノを発見して、読んでみました。
「Finding Yuki (Love Dolls Book 1) (English Edition) 」
↓写真をクリックするとAmazonの商品ページに飛びます
Finding Yuki
日本のAmazonから買うことが可能ですが、中身は英語です。
作者は、Jade K. Scottさん。
他にも沢山のポルノをAmazonで売ってます。

公式のあらすじ
25歳の孤独な童貞ハルは、3年間スラム街で飢えをしのぎながら貯金し、
たった12体しかない最新鋭のセックスドール「SexBot」を購入した。
彼女が届いた日、彼は大喜び! 彼女は人間そっくりで、見分けがつかな
いほど。彼のために作られたユキは、あらゆる面で完璧です。
可愛くて、無邪気で、従順で、そして全ては彼のもの。ユキは喜ばせる
こと、喜ばれることを熱望し、それだけを生きがいとしているのだ!
そして何より、ハルの欲望がいかに異常であっても、彼女はノーと言え
ないのだ!
「彼女はノーと言えない」という最後の部分にドールを酷い目に遭わせる描写がありそうで、そうした表現が苦手な私は躊躇しましたが、見つけてしまって「無視は出来ない」状態なので、読みました。
※最初に結果を書くと、心配する必要はありませんでした。

あと、貧乏な主人公が3年間貯金しただけで世界に12体しかないラブドールロボを買えるというのが、ちょっとヘンではありますが、まあ、こんなのは序の口です。
本作は基本的に、エロを楽しむよりも海外文化とのギャップが楽しい作品です。

序章、3年間、主人公のハルは、「米を食べて頑張った」と書かれているのが引っかかる。
日本人だから「米」と書いたのか、「米は安い食べ物」という意味なのか、「おかずはなくて米だけ食べていた」のか。なんとなく思うのは「日本人らしさの演出として『米』と書いただけ気がします。

宅配業者が大きな箱を重そうに運んでくる描写もあって、そこは「世界共通」です。
ラブドールあるあるですね。

物語は、実は起承転結がありません
ラブドールロボのユキを受け取って、エッチして。
翌日またエッチして終わり。
「えっ、終わり?」って画面に突っ込んでしまいましたよ(笑)。

ポルノの表現は、英語圏バリバリです。
日本人とは思えないセリフが飛び出してきます。それが逆に面白いのですが。
たとえば
 “Oh, yeah, baby,”(ああ、そうだ、ベイビー )
“Oh, yeah. Oh, fuck yeah!”(ああ、そうだ 。ああ、ファック イェー!)
とか、日本人なら絶対に言わないと思います。
(例外は、サンシャイン池崎ぐらい)
完全に洋ピンなセリフ。
エッチについても、特にラブドールやロボらしさは皆無でして。
処女機能があるので、最初は痛がったり。お口でさせて飲ませたり。
すべてが人間と変わらない。逆にはこれでは面白くないと思うのですが、どうなんでしょうね、海外の方は。

翻訳さえ出来れば、5分で読み終えることが出来る長さです。

おまけ
表紙について、少し気になりました。
作中のユキもメイド服に猫耳をつけており、写真はイメージにピッタリです。
ただ……
「これって、某ジュニアアイドルでは?」と思いました。
それで調べてみたのですが、元写真は発見は出来ませんでした。
本作のために日本人を雇って撮影したともちょっと思えません。

さらに探してみると、同じ写真がいろいろな所で使われてました。
その1
「bokete」というサイト。写真でひとことボケるサイト。
こちら。
https://bokete.jp/boke/74735855
人物と背景まで同じ。
ただし、人物の顔が違う
表紙で髪の毛に文字がかかってる部分の消した後が残っているので、これは完全に表紙をコピーしてますね。

その2
中国の増毛の広告
こちら。
https://m.facebook.com/1595819560669104/photos/pcb.1603131636604563/1603125219938538/?type=3&source=48
今度は、人物は顔も完全一致。背景は変えてある。
こちらも、表紙で髪の毛に文字がかかってる部分の消した後が残っています。

こうしてみると、表紙から流用した画像が多いので、もしかしたら、表紙はオリジナルなのかもしれません。
いや、てっきり、「この短篇小説のために、写真を撮影する予算はないよね」と思い込んでしまいました(笑)。