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↑セーラームーンに類似したコスチュームで、セーラームーン的なポーズをとるママさん。
これは、パロディです。
※この写真以外はリンク先にデータがあるため突然消える事があります

今回の記事は、一部の方には不快な内容かも知れません。
すでに所有しているドールについて、否定的な内容にも読めるからです。
しかし、ラブドール業界全体にとって大切なことだと考えています。

以前、公開したこの記事。
「著作権を考える」
http://aika773.livedoor.blog/archives/14243484.html
この時よりも、事態はかなり悪化したと感じてます。

著作物には、それを作った人が居て、その人が権利を持ってます。
その権利を侵害することは違法(犯罪)です。
つまり人気キャラのラブドールを版権元に許可なく(許可されるとは思えませんが)作るのは違法になります。

個人的な感覚として、自社のラブドールに有名キャラのコスプレをさせて売るのは、ギリギリセーフだと思ってます。
厳密には、著作者が訴えれば負ける可能性がありますが、まだ「丸ごとキャラを盗んでる」状態ではないので救いがあります。勝手に他人の著作物の人気を利用してますが。
例えば、これ。
「フルシリコン製ラブドール WAXDOLL 新型 110cm バスト平 #GB58ヘッド リアルメイク付き」
↓写真をクリックするとkuma-dollに飛びます
WAXDOLL 新型 110cm バスト平 #GB58
「スパイ●ァミリー」です。
そのために作られたドールではなく、元々あったドールがコスプレをしている状態です。
「こんな風に、似せて楽しむことも出来ます」という例として、なんとか許して欲しい……。

●メーカーの罪
最近になってから、「モロに著作権を侵害している」ドールが増えてます。
外見だけでなく、名前もはっきり出している始末。
これは訴えられたら、瞬時に負けます。言い逃れ不能です。
例となるドールは沢山あるのですが、その中でも、「特に悪い」と思うのが、これです。
「シリコン製頭部+TPEボディ ラブドール AXB Doll 142cm バスト平 アニメヘッド#1 ボディ材質選択可」
↓写真をクリックするとkuma-dollに飛びます
AXB Doll 142cm バスト平 アニメヘッド#1

もう一体。
「シリコン製頭部+TPEボディ ラブドール AXB Doll 142cm バスト平 アニメヘッド#2 ボディ材質選択可」
↓写真をクリックするとkuma-dollに飛びます
 142cm バスト平 アニメヘッド#2

kuma-dollでは、AXBDOLLだったり、WAXDOLLだったりとブランドを変更してますが、多くのショップではメーカーをTYOFYEとして販売しているドールです。
私のブログでは、こちらの記事で初めて紹介しました。
「AXBDOLLの新ドール(2022年9月中旬)」

この二体は、完全にゲームのキャラを模して作ってます。盗作です。
※外見、名前が一致するだけでなく、ゲームのタイトルを上げて宣伝している販売店も見かけます。

●販売店の罪
kuma-doll以外の多くの販売店では、TYOFYEというブランドを使用しており、これを使ってる販売店は、私が見つけた限りでは全店、迷惑行為のあるお店でした。
迷惑行為とは、休眠中のブログのコメント欄に勝手に自分の宣伝を書き込む行為などです。
そのお店へのリンクの数が多いとGoogleの検索で上位にヒットするようになる仕組みを悪用してます。
書き込めば、書き込むほど上位ヒットする訳です。
だから誰も見ないような休眠中のブログでもかまわず書き込むわけです。
私が調べたら、休眠中とはいえ少年サッカーのブログにラブドールについて書き込んだり、悪質にもほどがある事例も複数見つけました。
あとは小説の投稿サイトなどにも宣伝を投稿してました(こちらは、活動中のサイトなので通報したら削除してもらえました)。
これらの業者は「独占販売」と書いてるのも特徴的です。
他の販売店ではなく自分の所で買って欲しいからでしょうが、実際には無数の販売店が売ってます。少し調べれば分かってしまうウソです。

悪質業者が確信犯な証拠に、こんなのも、あります。
Dollterという海外のサイトのツイート。
テキストを翻訳すると……
    この人形は9月18日から私の店で販売されており、
    現在最初の注文が発送できる状態になっています。
    この人形は9月18日に発売されました。
    これはAerith 142cm siliconeです。
    秘密のメーカー🤫でも、いつも通り良い製品です👍。
めちゃくちゃコソコソしてます。
やましい気持ちが全開です。
秘密のメーカーって(笑)。

●予想される未来
こんな著作権侵害ドールの販売をし続けると、業界自体が滅びます。
それは違法行為なのです。
しかも、違法販売店は、自分の店を検索で上位ヒットさせるために、(意図せず)違法ドールの宣伝をめちゃくちゃネット上にばらまいてます。
やがて著作権者も気づくと思います。
これまでなら気づいても、訴訟するほどのことではないと、お目こぼしされていたかもしれません。
しかし、現状のやり過ぎ状態が続けば、いずれは動くはずです。

これは、ラブドール規制派にとっても、ロリドールの規制のように難しい問題をはらんでおらず、一発アウトが狙えます。業界が不正を働く者たちばかりという印象操作も楽々可能です。
(AV新法でも、業界が悪の巣窟のように宣伝され、現実には不要な法律が立法されてしまいました)。

私たちが愛するラブドールの業界は、弱いものです。
だれも守ってくれません。
逆に攻撃して滅ぼしたいと思っている人は無数に居ます。
ですから、こうした違法業者を利用せず、内部から排除していかないと、未来はないと思います。
版権問題は、今一番業界が考えるべき、死活問題です。

可能なら、こうした版権無視のドールを買わないことも重要です。
だれも買わなければ、業者も作りませんし販売店も売りません。
もし、あなたの好きなキャラのラブドールが発売されたら、その時、考えてみて欲しいのです。
そもそも好きなキャラの生みの親に金を渡さずに、犯罪者を儲けさせて良いのか?を。
そして、そのキャラの本当のファンなら、どうすべきかを。
よろしくお願いします。