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↑ナナミさんのオーダーメイドドール。※過去に公開した写真です。
実在モデルが居るドールのため、顔は隠させていただいています。

以前、知り合いの「ナナミ」さんに頼まれてオーダーメイドでご本人の幼いときのドールを作りました。
詳しいことは過去の記事をご覧ください。
「「ナナミ」さんのオーダーメイドドール」

2021年10月にお迎えして一年以上が経過しました。
ドールにどれほどの変化があったか、ナナミさんに写真を送ってもらったので、レポートします。
参考にしていただければと思います。

メーカーは、MZRDOLL。
ヘッドはシリコンで、髪を植毛。
ボディは、TPEの125CMです。

●最大の破損
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脇が避けてます。
原因は、着替えの多さにあるようです。
特に、袖に腕を通すときに後ろに腕を向けることが、負担になっているようです。
個人的にTPEのドールは破損し易いと思います。
ただ、修理もし易いので、ナナミさんにも直すか聞いたのですが、「しばらく様子を見る」との回答でした。
早く直さないと広がる可能性がありますが、裂けてから数ヶ月が経過しても変化してないそうです。
ナナミさん的には、熱を加えて溶かして接着するのに、少し抵抗があるとのことでした。

●シリコンのヘッド
シリコンに植毛されたヘッド。
「ブラシをかけると10本は抜ける」とのこと。
ただ、「薄くなったようには見えない」そうです。
10本なら、粗悪なカツラよりもぜんぜん良いと思います。
いずれ髪の量が減ったら、再植毛は無理だと思うので、カツラを使う可能性もありそうです。
なお、メイクなどは変化ないそうです。
(シリコンへのメイクは消えにくいです)

●ボディのリアルメイク
このボディは全身にリアルメイクが施されています。
下の写真は、お迎えしてすぐに撮影したものです。
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血管がすごい。
これは、さすがに薄くなりました。現在の写真は、こちら。
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血管は残ってますが、だいぶ目立たなくなってます。
やはり着替えの多さが原因として考えられます。
TPEはブリード(染み出る油)も多いため、メイクも消えやすいです。

●シリコンとTPEの接触面
シリコンとTPEは、実は接触させておくと溶け出してしまいます。
非常に危険です。
TPEを触ってブリードが付いた手でシリコンを触るだけで、溶け出すという怖い話も聞いたことがあります。
以下は、その接地面である首の写真です。
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特に変化はないようです。
ただ、首の金具のところは汚れが目立ってきました。
どうしても金属パーツから色が付くようです。
見えない部分なので、問題ありません。

●保護
爪が取れやすいことを伝えておいたので、ナナミさんは、保護のために手袋と靴下を常に着けるようにしているそうです。現在までに、爪の破損はないそうです。
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手袋。指が分かれている手袋は、付けにくいので、靴下を流用しています。
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靴下。立たせることが多いと足が裂けることもありますが、あまり立たせることは無く、現状は問題ないそうです。

●まとめ
大きな破損は、脇の裂けですね。
TPEの寿命は二年だという説もあるので、まあ、これぐらいは「しかたない」感じでしょうか。
ナナミさんは、非常に大切にされています。
今後は、必要な部分に修理なども行えば、まだまだ元気に過ごしてくれると思います。

●おまけ
今回のドールは、MZRDOLLで製作したものですが、おそらく他メーカーでも同様な感じでしょう。
特にMy Loli Waifuは同じです。
実は、My Loli Waifuは、MZRDOLLで製造していると思われます。
こちらをご覧ください。
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ナナミさんのドールの完成した時に工場から送られてきた写真です。
特徴的な背景に注目してください。
で、以下はMy Loli Waifuのツイートです。
まったく同じ部屋です。
ということは……だぶん、両者は同じ工場だと考えられます。
My Loli Waifuは、日本でお迎えされた方も多いと思いますので、今回の記事、参考になればと思います。