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↑少し喪服っぽいドレスを着たQちゃん。記事とは関係ない写真です。
この写真以外は、リンク先にデータがあるため、突然消える事があります。

海外のロボットニュースを見ていたら、興味深いものがありました。
「AI Company That Made Robots For Children Went Bust And Now The Robots Are Dying」
※意味は「子供向けロボットを製造していたAI企業が倒産、そして今、ロボットは死につつある」

自閉症の子供のために作られた会話型のAIロボットが、販売会社の倒産で動かなくなるという内容。
これ去年の夏のニュースなのですが、まだAmazonで購入が可能です。
「Moxie Robot、GPT搭載のAI学習ロボット 子供用」
↓写真をクリックするとAmazonの商品ページに飛びます
Moxie Robot
日本のAmazonでも売ってます。ただしアメリカでしか機能しないとの注意書きあり。

かなりヒドイ事態になってまして、自閉症の子供にとっては友達であり家族なんですよ。
でも、機能停止。引き継ぐ会社もないし、保証もない。返金も。
親たちは、ロボがなぜ居なくなるのか、古馬もになんとか説明しようと苦労しているようです。

この事件、他人事では無い気がします。
なぜならラブドールにもAIの登載が進んでいるからです。
先日公開したこの記事。
「ラブドールAI対話機能にニューフェイス」
2025年05月17日 公開

ラブドールのAIは、正直「まだまだ」なレベルですが、加速度的に進化しているAIですから、きっと人間とかわらない受け答えが出来る様になる日は、かなり目の前だと思います。
AIは長く付き合うことで、自分だけの性格を獲得します。
それが突然死ぬ。
まったくシャレにならない事態です。
上記の記事の中でも紹介したペンダント型なら、ボディやヘッドなどの破損は交換が可能です。
人格を納めたペンダントを新しいボディに身につければ、良いだけなので。
しかし、大元のAIを納めたメーカーにあるコンピュータが止められたら、ユーザーは手の打ちようがありません。
消極的な対処法になりますが、あまり新しいものに飛びつかずに、大手のメーカーが販売する商品が普及してから買うのが、良いかもしれません。顧客の数がそのままその商品を維持するための力になりますから。
もう一点。
AIラブドール、死も怖いですが、逆にお別れも辛くなりそうです。
おそらくラブドールのAIは「いや」と否定することは無いと思いますが、お別れしにくくなるのはありそうです。
これらのことを考えると、今の状態がラブドールとの関係としては良いのかもしれないですね。
ラブドールの心は、オーナーの心の中にありますし、お別れもオーナーの気持ち次第ですから。