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↑親子の物語なので、親子的な存在のママさんとQちゃん。
この写真以外は、リンク先にデータがあるため、突然消える事があります。

注意
タグが「ドーラーにお勧めの作品」になってますが、今回はお勧めしてません。
かなり酷評していますので、すでに映画をみて満足されている方は読まないでください。

本題
『箱の中の羊』が公開されたので、さっそく見てきました。
公式の予告はこんな感じ。

子供を亡くした家族が、亡くなった子供とそっくりなロボ(ヒューマノイド)を迎える話です。
予告の段階でスピルバーグの『A.I.』にそっくりで「大丈夫なのか?」と思っていたのですが、その点は大丈夫でした。
悪い意味で、スピルバーグの『A.I.』とは似ても似つかないです。
『箱の中の羊』について、私の感想はシンプルに言えば「不愉快な映像」です。
以上。


と、ここじ終わりにしたい所ですが、それだと記事にならないので、詳しい感想も書きます。
なお、かなりネタバレで書いているので、「見るのを楽しみにしている方」は読まないでください。
「ドーラーが見ても良いのか?」と悩んでいる方には、ひとつの忠告として読んでいただけたらと思います。

では、感想です。
監督は、故人をAIで甦らせて「喋らせる動画」などをヒントに制作したと語ってます。
ですが、登場するヒューマノイドに対して作品中の設定が「ぜんぜん考えられてない」ので、めちゃくちゃちぐはぐな世界観です。
子供を失った家族にヒューマノイドで甦らせるとなれば、AIで喋る動画以上に事前の議論があるハズです。
ところが、どんどん(3000体近く?)作られて、いろいろな社会問題を引き起こしてます。
ロボの虐待、放棄などなど。
また、これだけ人間そっくりのヒューマノイドが作れるなら、他分野などでも普及しそうですが、故人を再現したアンドロイドが中心のようで、描かれる世界が「監督に都合の良い架空世界」にしか見えず、作中の人物にはだれひとりリアリティが感じられません。すべて監督だけが理解出来る謎のキャラの世界です。
※科学技術については、ヒューマノイドだけが特出しており、未来メカも少しだけ出てますが、全体的には奇妙なバランスです。

後半。
虐待されたロボや破棄されたヒューマノイドたちが自分たちで、自然の中に集まって、新たなコミュニティーを作ってます。
その個々の境遇についてのドラマは皆無で、まったく描かれません。
そこがドラマなんじゃないの?
主人公の家庭は、ヒューマノイドをお迎えしたことが上手くいかなかった家族です。
では、他に上手く行った家族は? と思いますが、これについてもドラマは描かれません。
とにかく監督が主役として思い描いた家庭以外は、存在しない世界です。
中身が何も無い、空っぽの映像。
すべて雰囲気だけ。
その中で、監督に虐待され破損し、捨てられたヒューマノイドたちが、役割もなく出てくるのが、本当に不愉快でした。
おそらくこれが監督の考えで、人型でも人でないものに対して、はっきりと「人じゃないから描く必要無い」と思って居るのでしょう。
ドールに感情移入する人とか理解不能なんでしょう。
という分けで、私の個人的な感想として、ドーラーが見るべき映画ではないです。