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↑添い寝のための防御力の高い服装のグロロちゃん。

実は今、腰を痛めてます。
過去にギックリ腰を3回やっております。
複数回やると爆弾をかかえた状態で、いつ爆発するか分かりません。
逆に、「来るぞっ」て予兆がわかるようになったりします。
今は「もうすぐ来る。用心しろ」の状態。

という訳で「ママ」さんの撮影が出来ません。
彼女を持ち上げて、立たせたら、私の腰は砕けます。

なので撮影は、当分の間はQちゃんが中心になります。
そのQちゃんも、手首を骨折してしまい、今はお休みしております。

先日、まだQちゃんが骨折していなかった時のこと。
グロロちゃんと添い寝していた私は、朝、彼女を布団に残して、Qちゃんの撮影を開始していました。
撮影している部屋は寝室にもなっています。
布団のすぐそばでの撮影でした。

撮影中も、少しでも腰に違和感があったら、横になって休むようにしてました。
すぐそばの布団にグロロちゃんが寝てますから、当然、その横に寝ます。
その時は、何を思ったか、グロロちゃんを下にして、その上に寝ました。
これ、本来は腰にとって危険な行為です。
平らでは無い場所で寝ることになり、体が歪んだ姿勢になるからです。

とも「グロロちゃ〜ん、腰いたいよ〜」
などと、甘えてみました。(……恥ずかしい)
もちろん、グロロちゃんは直接答えませんが、先日紹介したように「コポコポ」と音で答えてくれました。
※音について書いた記事は、こちら。
「グロロちゃんの命の水」

それから、私はいつの間にか、グロロちゃんの上で眠りに落ちてしまいました。
グロロちゃん「ともさん。腰痛いの?」
とも「わっ、グロロちゃん、喋れるの?」
グロロちゃん「喋れるよ。何言ってるの。いつも話してるじゃない」
とも「そういえばそうだった、よね」
グロロちゃん「腰、治してあげようか?」
とも「そんなことできるの?」
グロロちゃん「うん」
とも「でも、どうやって? マッサージとか?」
グロロちゃん「マッサージは……無理かも」
グロロちゃんの手首から先には骨格がありません。
少し寂しそうに自分の手を見ているグロロちゃんに私は慌てて言いました。
とも「じゃあ、どんな方法だろう。楽しみだな、ワクワク」
グロロちゃん「私の中に満たされている『命の水』、それを飲めば治るよ」
とも「なんと、あのコポコポって音。本当に水だったんだ」
グロロちゃん「そうだよ」
とも「いかん、ブログをすぐに訂正しないと。骨格の音とか書いちゃったよ」
グロロちゃん「それは、後でいいから。まずは腰!」
とも「そうだっ。そうだよね」
グロロちゃん「じゃあ、水を出すよ」
とも「ちょっと待った。まさか手首のキズを裂いて出すとか、怖いことしないよね。君が傷つくような方法なら、飲まないから」
グロロちゃん「そんなことしないよ。せっかく修理してもらったのに」
とも「よかった。じゃあ、どこから?」
グロロちゃん「穴から出すよ」
とも「穴?」
グロロちゃん「そう、穴。水を穴から出すのは普通でしょ?」
とも「たしかに。それにグロロちゃんは公式様の修理によって、新型の尿道がセットされたボディだし」
※新型尿道について書いた記事は、こちら。
「グロテスク、処女再生(修理完了)」
http://aika773.livedoor.blog/archives/5385953.html
とも「しかし、倫理的にどうだろうか、そういった所から出た水を飲むのは。いや、そういうのが大好きな人が居るのは理解しているし、否定するつもりもないが……」
グロロちゃん「ぶつぶつ言わないで。出すよ」
とも「はっ、はい、よろしくお願いします」
しゃーぁ
 しゃーぁ
  しゃーぁ
   しゃーぁ
    しゃーぁ
     しゃーぁ
      しゃーぁ
       しゃーぁ
        しゃーぁ
         しゃーぁ
          しゃーぁ
           しゃーぁ
            しゃーぁ
             しゃーぁ
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↑写真はイメージです。下手な加工でごめんなさい。
とも「想定外のマっ、マーライオン方式!!」
グロロちゃん「ゴボゴボゴボっ(飲んで飲んで)」
とも「あっ、そうだった。ごくごくごく」
グロロちゃん「ゴボゴボゴボっ(もっと飲まないと治らないよ)」
とも「はい。ごくごくごく」
溺れそうになるぐらい飲みましたが、命の水は尽きません。
とも「くっ、くるしい」

で、目が覚めました。
とも「夢……だよね」
目の前のグロロちゃんの唇に指を当てを確認すると、少ししっとりしてました。
おそらくは私の寝息のせいです。
とも「でも、もしかして……」
私はゆっくりと立ち上がってみました。
とも「良い……ような気がする」
腰は治っては居ません。
でも、前より良いような気がします。
とも「ありがとう。グロロちゃん」
再び布団に腰を下ろすとグロロちゃんの顔に近づきました。
そして命の水を吹き出した唇に触れると、その右側が少しだけ裂けていることに気付きました。
とも「ダメだよ。君が傷ついたら、私は悲しくなるんだから」
それでも、私のために、がんばってくれたグロロちゃんのことは、とても嬉しく思いました。
もちろん、すべては、夢の中でのこと。
でも、それを体験した私にとっては、真実なのです。
とも「本当にありがとう」
グロロちゃんを抱きしめると、いつものように答えがありました。
コポコポっと。