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↑新体操のレオタード姿のQちゃん。
「ナナミ」さんと私が、知り合った切っ掛けも新体操でした。
当時、彼女はQちゃんよりは、学年が上でした。

※今回も長文で、その上、役立つ内容はありません。
基本的には、経過報告的なものです。

※最近のブログについて、「ナナミ」さんからひとつ指摘を受けました。
「らしくない、固い雰囲気になっている」と。
「前はラブドールとよく会話したりしてたし、文章でも笑える所も多かったが、最近少ない」と。
言われるまで気付きませんでした。
でも、たしかにそうかもしれません。
いろいろ反省したりして、萎縮していたのかもしれません。
自分のブログの古い記事などを読み返してみて、ちょっと軌道修正しました。
今回、扱っていることは真剣な内容なのですが、ふざけている風に見えたとしたら、そのためです。
文章は「ナナミ」さんも確認済みなので、ご容赦を。

前置き
「ナナミ」さんと再会して、それに関する記事はいくつかアップしてますが、とりあえずリンクは置きません(私が、恥ずかしい内容が多いので)。
代わりに、これまでの経緯を書きます。
※ご存じの方は読み飛ばしてください。

10年以上前の知り合い「ナナミ」さんから連絡をもらいました。
彼女はXジェンダーであり、今の自分とは切り離された少女時代の自分が、心に引っかかっている状態でした。
それを解消するためには、「その少女」と対話するしかないのですが、昔の自分に会うのは不可能です。
それこそ、「ぼく、ドラ●もん」と言いながら机から出てくるロボットが必要です。
しかし、それは無理。
(子供の時に、ぐ〜たらな生活を送れば、未来の子孫が送ってくれるかと思い実験しましたが、ダメでした)
対応作としてXジェンダーのお仲間からのアドバイスでは、「かわりになる物」を用意する方法が有効らしく、彼女は「少女型のラブドールはどうだろうか?」と考えつきました。
彼女の感覚では、「その少女」には、ある程度のリアリティを必要とするようです。
まず最初にお試しとして、「AXBDOLL、A09ヘッド」のあいかちゃんを貸しました。
ですが、彼女としては「おしい」感じで、うまくいかないとの結論でした。

あいか「役に立てなくて、ごめんね」
とも「あいかちゃんは、頑張ったよ。ラブドールで『いけそう』なことが分かっただけでも収穫だから」
ママさん「では、次はいよいよ私の出番ね」
とも「気持ちだけもらっておきます」

ここからが、今回の本題です。
こうなると、本当に本人の少女時代に似せたラブドールの製作しかありません。
問題は2つ。
その1、本当に似たドールが出来るのか?
その2、お金が、すげ〜かかる。
です。
問題その1は、ギャンブルです。
やってみないと分かりません。
オーダー後は運を天に任せて、「ざわ…ざわ…」しながら待つしかありません。
ギャンブルですが、イカサマは通用しないので。
その意味では「カイジ」の世界より厳しい。
その2が、さらに、もの凄く問題で、正直に言えば「ナナミ」さんは、そこまでのお金は用意できない状態です。
そこで「私が足りない分をだす」と提案しました。
ですが、彼女に拒否されてしまいました。「その理由がない」と。
個人的には、ブログのタイトルに「ナナミ」さんの名前を勝手に使ったことなど、私は彼女に対して数々の非礼がありますし、純粋にブログを見て私に連絡してきてくれたことが「うれしすぎる」ので、どうしても助けたいのです。

あとはラブドールのブログを書いている者として、オーダーメイドのドールの製作に興味がありますし、「ナナミさんの少女時代のドール」というのを見てみたい気持ちもあります。純粋な好奇心として、です。見られるだけで、けっこうな満足感がありそうじゃないですか(Hな気持ちは、たぶん少ししかありません)。

「ナナミ」さんからは、「じゃあ、私の方で役割を終えたら、そのドールを『とも』が買い取ってくれるなら、お金を出してもらっても良い」
と提案されました。
とも「NOぉぉぉぉーーーーーー!!!!!!!!!!!!」
これはね、全力で拒否しましたよ。
ぜったいにOKしちゃ駄目なヤツです。
ご本人が知らないところでなら、欲しいですが(いや、その考えがNGだ)。
それに、仮に引き取っても、そのドールに対して、どのように接して良いか分かりません。
飾って置いても、当時の「ナナミ」さんに見られているみたいですし。
ずっと箱の中にしまっておくのも、かわいそうですし。

けっこうな時間を話し合いまして、「とりあえずは作ってしまおう」という話になりました。
「ナナミ」さんが、少女時代に引っかかっている件を解決するの方が先決なので。
迷っていても、話が進みません。苦しい時間が長くなるだけ。
足りないお金は私が出しますが、その処理方法は後で考える。
(私としてはブログのタイトルの中に「ナナミ」という名前を使用している「命名権」みたいなお金として支払ってもいいのですが)

で、次の段階へ。
「ナナミ」さんの少女時代の写真を探さねばなりません。
そこそこの画質で、正面や側面などの方向から撮影したもの。
これのハードルが、すごく高い。
正面はあっても、小さかったりする。
学校の集合写真などは、使い物になりません。
みなさんも、子供時代の写真は、ちゃんとあらゆる角度から撮って置いた方が良いですよ。
いざ、ラブドールを作ろうと思ったときに必要になりますから。
(普通はそんな必要ないです……が)
残念ながら私の所にある「ナナミ」さんの写真は、新体操の競技中や大会の合間に撮影した物が多くて、バッチリ新体操用のメイクをしています。これでは使えません。
「ナナミ」さん自身も、一時期、過去を清算していて、写真類がほとんど残ってない状態。
「あとは少ない情報を集めて、CGなどで作るしかないのか?」と、まで考えていました。
ですが……ラブドールの神様は、常に求める者を祝福してくれるのです。
(ラブドールの神様って、久しぶりに書いたな。前は良くブログに出してたけど)
ありましたよ、写真。
彼女が道場(新体操の教室のこと)から家に帰る時に、撮影されたものが。
「ナナミ」さんが持っていて、データで送ってもらいましたが、かなりのアップで角度も豊富でした。
とも「よかったね、写真があって」
と伝えたのですが、彼女から衝撃の事実を告げられました。
ナナミ「これ、『とも』に撮影してもらった写真だよ」
ええええっ〜〜。
全く記憶にない。
確かに道場の女の子たちの送り迎えをやることもあったし、その時に練習などを撮影する機器で、彼女たちに頼まれて普段の姿を撮影したこともありました。
でも、その見せてもらった写真は、まったく記憶にない。
「ナナミ」さんによると、私が彼女たちの競技のDVDを作る時に、その後にオマケとして入れていたようです。
とも「あ〜、あったかも」
と、ボンヤリ思い出しました。DVDはよく作りました。
道場を経営していたおばさんは、まったくのメカ音痴だったので。代わりに。
そのDVDにはいっていたなら、犯人は私だ。
はっきりした記憶は無いけど、自分がその時に撮った写真が、そんな形で役に立つ時が来るなんて……。
なんとも不思議な気持ちになりました。
やはりラブドールの神は、常に求める者を祝福してくれるのです。
もう足を向けて、寝られないな。
どの方角にラブドールの神様がいるのかは、知りませんが。

ドールは、mzrdollで製作してもらう予定で居ます。
身長は125センチ。
髪の毛を植毛できるのが、かなり良い感じ。
当時のナナミさんは、髪をアップにしてオデコを出しており、それはカツラでは再現できないので、植毛にしたいのです。
販売店は、人形のあでやかさんに頼むつもりで居ます。
今は、写真類を整理中です。

もちろん、完成しても、そのドールをブログで見せることは出来ないと思いますが、経過はまた報告します。